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堺市北区 F様邸 内装リフォーム たたみ表替え工事事例
20年使ってきた畳が、だいぶ古くなりました。 畳を綺麗に入れ替えて欲しいけど、どうやるの?とのご要望でした。 |
施工事例データ
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6畳2間の和室です。長年使い古されて、日に焼けてました。 築35年のマンションという事でしたが、厚さ50㎜のわらの畳の下にポリスチレンフォーム(断熱・防湿材)が敷き込まれていました。 |
ヒノキ(?)の縁甲板で畳寄せにしてありました。 ここも日焼けして湿気で傷んでいます。 たたみ表を新調すると、この古い縁甲板が目立つなと予想しました。 |
写真は色々な畳床(とこ)が載っていたので撮影しました。上から ・インシュレーションボードのみのタイプ ・ポリスチレンフォームをボードで挟んだタイプ ・他にも、ポリスチレンフォームを稲ワラで挟んだ畳もあります。 要は、畳といっても値段が様々なんです。 マンションの場合、コンクリートスラブの上に畳を直置きします。断熱材入りが一般的です。 畳床(芯の部分)がしっかりしていると、表面のイ草で編まれたゴザ(たたみ表)だけ、替えるのが一般的です。 価格の安いゴザから上級品まで、1,000円刻みであります。 |
縁甲板を交換するには大工工事になり手間が掛かります。 そこで、東リのフロアタイル ロイヤルウッドを貼る事にしました。 店舗の床によく使われる素材で、とにかく種類が豊富にあります。 幅150㎜x長さ900㎜の長尺シートです。 CFに比べて㎡単価は高いですが、1間半x2箇所なので、そんなに費用も上がりません。 厚みは3㎜で統一されていて、土足で使われる前提で開発されている為、耐摩耗性にも優れています。 |
畳が出来上がってしまうと、一般の目から見ても違いがよくわからないので、並品と、中級品、上級品の違いを、たたみ表(おもて)原料の段階で撮影しました。 上級品と並品を比べると、使用しているイ草の量と長さが全然違います。 高級品はイ草の量が7000本・長さが1300㎜、並品だと4000本・長さが940㎜ほどしかありません。 |
たたみ表(おもて)に使われ、織られている麻綿糸にも違いがあります。 上級品には麻綿糸が2本使われ、何年経っても伸びたり、ゆがんだりしません。 ものすごくしっかり打ち込まれています。 中級品になると、麻綿糸が1本になります。 こんな違いがあるのです。 ちなみに、チラシに出ている様な安いたたみ表は並品以下で、普通は扱わないです。 |
東リのフロアタイル ロイヤルウッドが貼り上がりました。 まったく違和感がない綺麗な仕上がりです。 10年・15年経って、もし変えたくなっても、表面だけ簡単に交換できます。 |
畳のへりとの見切りには、(株)アシスト アルミへの字木目 ライトオーク色を採用しました。 このへの字はアルミに塗装しているのではなく、木目のシートを貼っているので、傷にものすごく強いです。 |
畳の床(芯の部分)が所々凹んでいました。 この場合、たたみ表(おもて)を張る前に、ゴザの端切れを下地に入れて平らに調整していきます。 しかも、畳は一枚一枚大きさが微妙に違います。 畳の角は直角が出ているわけではありません。 畳へりを縫い付け、調整するので結構手間が掛かります。 |
裏には1枚1枚畳を敷く位置、方向が書かれています。 畳が隙間なく、ピシっと出来上がっているのは職人さんの技術のたまものなんです。 イ草の良い匂いがします。 やっぱり畳の間があると落ち着きますね。 |