おしゃれな浴室にするにはどう工夫すれば良い?色味や素材、リフォームのポイントをご紹介します!
- 投稿日:2022年 10月25日
- テーマ:リフォームコラム
毎日使う浴室は、一日の疲れを癒す場所です。
人によっては、一日に2回以上お風呂に入るなんて方もいるのではないでしょうか。
そんな浴室がおしゃれだと気分も上がりますが、浴室リフォームを行うことで、おしゃれで機能性の高い浴室を手に入れることが出来ます。
おしゃれな浴室にするためには、浴室リフォームの施工でメインとなる壁・床・浴槽にこだわっていきましょう。
こちらの記事では、浴室リフォームをご検討の方に向けて、どのような色や素材のアイテムが浴室リフォームで選べるかをご紹介していきます。
それぞれのアイテムの特長を理解して、おしゃれで快適な浴室へリフォームしましょう。
目次
壁(パネル)の色・素材にこだわっておしゃれな浴室リフォーム
お風呂に入って一番最初に目につき浴室全体の印象を決める部分、それが壁です。
浴室リフォームでおしゃれな浴室を手に入れたい方は、壁の色や素材にこだわってみましょう。
印象をがらっと変えたい方は壁のデザインを、大幅に変更してみるのもいいかもしれません。
おしゃれな色味は?
定番のアイボリー
白やベージュといった定番色は膨張色のため、広々とした空間を演出します。
清潔な印象を与える色でもあるので、水回りを白系で統一される方も多いのではないでしょうか。
ダークカラー
黒やブラウンなどのダークカラーは、シックで高級感あふれる空間を演出します。
白い水垢が目立ってしまうため、こまめなお手入れが必要です。
パステルカラー
ピンクや水色といったパステルカラーは、優しげな印象や爽やかな印象を持たせることが可能です。
こだわりの色を選んでも、実際に使ってみると落ち着きが無いと感じるかもしれません。メーカーのショールームで、実際の色味を確認するようにしましょう。
同じ素材でも、表面が鏡面仕上げのタイプや光沢の有無など様々なバリエーションがあり、どれを選ぶかで大きく印象が変わります。
お風呂全体にどのような印象を持たせたいか、をイメージしながら色を選んでいきましょう。
おしゃれな素材は?
樹脂
樹脂は浴室の壁材として一般的によく用いられる素材です。
浴室全体にすっきりとした印象を与えるベーシックな壁なので、落ち着いたバスタイムになります。
メリットとしては汚れが付着しにくく掃除しやすいことや、保温性が高いこと、乾きやすいためカビの発生を抑制するなどが挙げられます。
画一的なイメージのある樹脂素材ですが、最近では木目調や石目調のデザインもあり、機能性とおしゃれさを併せ持つように進化してきました。
ホーロー
ホーロー素材とは、鋳物や鋼板といった金属素材の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた素材のことです。
表面がガラス質となるため、ガラス特有の美しい風合いや肌触りの良さが特長です。
メリットとしてはその外観の良さや、汚れの落としやすさ、傷・カビの抑制などがあります。
注意点として、もしガラス質が傷つき水が染み込むと、内部で錆びが発生してしまいます。
タイル
モルタルとタイルを一枚一枚組み合わせて貼っていく壁の作りは、昔ながらの在来工法の浴室でよく使われていました。
タイルの色や形が豊富で安価なため、予算に制限があってもおしゃれなお風呂が作れる素材でした。
しかし、保温性が低いため冬場の寒さ、タイルとタイルの間の目地に水分が残り汚れやすいという問題がありました。
近年ではユニットバスへの浴室リフォームが主流となり、タイルの浴室自体が減っていますが、保温性を高めて冷たさを感じにくく加工されたタイルや、掃除のしやすい大判のタイルなどが販売されています。
木材
浴室の壁に木材を使用する場合は、ヒノキや杉といった浴室向けの木材を選択しましょう、温泉のようなリラックス空間を作ることができます。
木材ならではの香りや温かみを求める方や、経年劣化を楽しめる方におすすめの素材です。
木材は湿気を含んでしまうため、カビが発生しやすいというデメリットがあります。
アクセントパネル
ユニットバスの浴室リフォームの場合、壁面パネルのうち任意の面をアクセントパネルとして変更することも可能です。
メーカーごとに壁面パネルには3~4段階のグレードを設けている場合が多いです。
例えば、基本的にはベーシックなグレードにして1面だけ高グレードのものにすることでアクセントのあるおしゃれな空間づくりができます。
浴室リフォームで壁と床に統一感を出す
壁のリフォームに合わせて床材のリフォームを行うこともおすすめです。浴室全体の印象に統一感を持たせるためには、壁・床の両方の浴室リフォームが効果的です。
床の色もおしゃれに
浴室の壁と同じく、床材にも種類があり、樹脂・タイル・木材などが用いられます。
色のバリエーションも豊富で、細かな装飾が入ったものもあります。
色をそろえたり、アクセントカラーを意識することでさらにおしゃれな浴室になることでしょう。
床の素材は樹脂がおすすめ
樹脂製の床材は汚れが付きにくく、水はけが良いという特長があります。
また、表面に凹凸加工などの滑り止めの役割を持たせている商品や、高い保温性で冬場のお風呂でも寒さを感じにくい商品があります。
木材やタイルの床材は、水はけや保温性が悪い・掃除がしづらいものが多いです。
こまめなメンテナンスが難しい場合は樹脂の床材を使用することがおすすめです。
浴室リフォームを行う際は、浴室全体の印象や機能性を高めるために床材の変更も検討しましょう。
浴室リフォームで定番の浴槽の形をご紹介
浴室の顔とも言える浴槽、せっかく浴室リフォームをするならば浴槽にもこだわりたいですよね。
ここでは代表的な浴槽の形である、ストレートタイプ・ベンチタイプ・ワイドタイプの3種類についてご紹介します。
浴室のデザインとの親和性や、ライフスタイルに合わせた浴槽選びを行いましょう。
ストレートタイプ
もっともスタンダードな浴槽の形で、特に段差などもなく真っ直ぐ深い形に設計されたものです。
肩まで浸かれる深さに設計されていることが多いため、全身をお湯に浸してゆっくりリラックスすることが出来る浴槽タイプです。
また、直線的な形が多いため、どのようなデザインの浴室にも合わせやすい形式です。
一人暮らしの方や、バスタイムをゆっくり過ごすことに重きを置いている方におすすめの形です。
ベンチタイプ
Sライン浴槽とも言われ、横から見た断面図がS字型になっている浴槽です。
浴槽の中にベンチが設けられており、段差部分に足を載せてリラックスしたり、段差部分に座って半身浴をしたりと様々な入浴スタイルが楽しめる浴槽となってます。
段差がある分お湯を張る量が少なくなり、節水効果が期待できます。
また、子供や高齢の方でも段差部分をつたって入浴しやすいことも特長です。
ワイドタイプ
ワイドタイプの浴槽はその名の通り、ストレートタイプの浴槽よりも幅を広く大きめに作られた浴槽を指します。
親子など複数人で入浴する際も、狭さを感じず広々と入浴できるのがワイドタイプの浴槽です。
また、一人で入浴する時も手足を伸ばして、贅沢なバスタイムを過ごせます。
ベンチが付いているタイプもあり、子供を座らせて一緒に入浴するなども可能です。
浴槽の素材にこだわって機能性とおしゃれを両立した浴室リフォームを!
足を伸ばして温かいお湯に浸かってリラックス......。一日の疲れを癒すために、お風呂は必要不可欠な存在です。
また、素肌で長い時間触れる場所であるため、清潔さや機能性が重要視される場所でもあります。
浴槽で使われる素材4種をご紹介します。それぞれ機能や特長を知り、自分の理想に近い浴槽を選びましょう。
人造大理石
人造大理石の原材料はポリエステル系かアクリル系の2種類で、石材である大理石とは異なります。
人造でありながらも、天然大理石のような風合いを持ち、浴槽の素材として人気です。
表面に特殊な加工がされ、汚れが落としやすいというメリットもあります。
アクリル系人造大理石の浴槽が比較的高価ですが、美しい光沢、衝撃や熱に強いという特性を持ちます。
FRP素材
FRP素材とは、ガラス繊維強化プラスチックという軽量の樹脂素材を指します。
安価でありながらカラーバリエーションに富み、肌触りもなめらかなので、浴室リフォームで一般的に用いられています。
手ごろで好みのデザインを選べる反面、汚れが付きやすいというデメリットが存在します。
ホーロー素材
壁材にも用いられる、金属素材の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた高級感のある素材です。
保温性が高く、浴槽自体が蓄熱するため入浴中に冷える心配がありません。
また、カビが生えにくいメリットもあります。
高価な素材であるため予算との相談が必要であることや、材質自体が重いため2階以上へ設置することが難しいので注意が必要です。
ステンレス
浴槽に用いられる材質としては最も安価な素材です。
サビや傷に強く、変色も少ないため表面の清潔感が保たれやすいというメリットがあります。
素材感が目立ってしまうため、浴室全体のおしゃれに気を配る方にはあまりおすすめできない素材です。
また、金属特有の肌触りによって好き嫌いの分かれやすい素材でもあります。
おしゃれなお風呂へ浴室リフォームするポイントをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。 はつしばリフォームは堺市を中心にユニットバスのリフォームを多数ご依頼いただいています、 お得にリフォームいただける浴室リフォーム特別プランもご用意していますので、ぜひこちらもご利用ください。 |
トイレをバリアフリー化!介護リフォームのポイント
- 投稿日:2022年 9月27日
- テーマ:リフォームコラム
トイレをバリアフリー化する時には、それぞれの身体の状態や年齢に合った快適な空間に変えることが大切です。
トイレ本体や便器を変えるだけでなく、スムーズに使える様に手すりや引き戸への交換、介助者がサポートしやすいようにトイレ内のスペースを広げるなど、バリアフリー化、介護リフォームにはさまざまな方法があります。
こちらのページでは、どの様なバリアフリー化・介護リフォーム方法があるか、介護保険のポイントなどをご紹介しています。
「もっと使いやすいトイレに出来ないか」と、リフォームが気になり始めた方におすすめのページです。
ぜひ、ご参考にされてみてください。
目次
リフォームするための事前調査
介護を受ける側だけでなく、サポートする側もお互いに使用しやすいトイレにリフォームするには、まず初めに事前調査を行いましょう。
トイレの介護リフォームを行う際には、介助者の身体の状態や年齢に合わせて適切なプランニングが必要です。
使いやすいトイレの広さを決める
例えば、杖を使う場合や介助者の手を借りてトイレまで行けるものの、サポートが必要な場合と車いすを利用してトイレまで行く場合では、必要なトイレの面積に違いがあります。
それぞれの状況に合わせて、利用しやすいトイレのスペースを確保することで、ストレスを大きく軽減させることが可能です。
トイレリフォームを依頼する際には、まずは事前調査を依頼して、利用者が使用しやすい空間を確保できるよう適切なサイズに施行してもらうと良いでしょう。
リフォームの相談は、施工実績が豊富なだけでなく、顧客満足度が高いリフォームのプロに相談してみることをおすすめします。身体の状況を見て適切なトイレリフォームを提案してくれるなど、親切丁寧な事前調査を行ってくれます。
どんなバリアフリー化、トイレ介護リフォームがある?
トイレリフォームの施工例は数多くあります。
介護が必要な方や高齢者が、あったら便利と感じる機能を積極的に取り入れていくと、トイレを使用する時に使いやすさを実感できます。
手すりの取り付け
介護のためのバリアフリー方法はさまざまありますが、手すりを付けると身体を支えることができるため、自力でトイレに行く高齢者や障がい者の方も安心です。
手すりには、縦状のものや横状のものなど数多くの種類があります。しっかりと身体を支えるだけでなく自分で立ち座りするのであれば縦状の手すりがおすすめです。
横状の手すりの場合は、トイレの移動時につかまりながら歩くことができ、自力でできるだけ歩くことを諦めたくない方の強い味方になってくれます。
手すりについてはこちらのページでも、詳しくご紹介しています。
和式トイレから洋式トイレにリフォーム
和式トイレは、用を足す際に使いにくさや不便さを感じ、ストレスになってしまうかもしれません。
和式トイレから洋式トイレに変えると腰や足への負担が軽減されます。 洋式トイレは、しゃがんで用を足すことがないため、膝に負担をかけてしまうことがありません。
滑りにくい床材に変える
滑りにくい床材に変えると転倒防止につながります。足腰が弱い方や杖を使ってトイレに行く方の場合、クッション性のある柔らかい床材に変えると安心です。
また、表面に細かい凹凸のある、塩化ビニール樹脂製床に変えることもおすすめです。細かい凹凸によって滑りにくく、転倒もしにくいという特長があります。
一日に何度も行くトイレだからこそ、安心して足を運べる床材に変えるともしものトラブルを予防することが大切です。
引き戸と段差解消で出入口の改善
トイレのスペースに限りがある場合や、車いすを利用されている方は、ドアが大きく開く引き戸で移動スペースを確保しましょう。
また、安全を考慮するのであれば、出入口の段差をなくしフラットにするとケガの防止になります。
足元が見えるように照明を取り付ける
天井部分だけでなく足元部分にも照明を取り付けると十分な明るさを確保し、転倒を防ぎます。
年齢を重ねて目が悪くなってしまった高齢者の場合、照明が薄暗いと足元までしっかりと見ることが難しくなります。夜にトイレに行き、足元に注意を払わなかったことで転倒してしまうケースもあります。
リーズナブルな自動点灯の小型照明などもあるので、まず1つ付けて見るのが良いでしょう。
呼び出しボタンを付ける
いざという時のために、呼び出しボタンを取り付けると緊急時も即座に対応することが可能になります。
トイレ内で具合が悪くなった時や転倒してしまった時も、呼び出しボタンがあればすぐに助けを呼ぶことが可能です。
ボタン一つで別室に居る家族にトラブルを察知してもらうことができ、高齢者や障がい者の安全対策の一つになります。
介護保険を使ったトイレリフォーム
介護のための手すり設置や、段差解消などの支給対象のリフォームであれば、トイレリフォームにおいて介護保険の申請が可能です(申請、支給には条件があります)。
介護保険は、40歳からの加入が義務付けられており、要支援や要介護認定を受けるなど介護を必要としている方のための保険制度です。介護保険を利用すると介護費用の一部を負担してもらえます。
支給上限は18万円
原則では、自治体から認定を受けている被保険者が、20万円までの費用を対象として申請することができます。この20万円から自己負担の1割を引くと、支給上限は18万円になります。
適用になるリフォームは?
介護保険が適用され補助金が受けられるケースとしては、トイレに手すりを設置することや床材を変える、段差をなくすといったバリアフリー工事が挙げられます。
住宅改修は思ったよりも金額がかかってしまったり、急な出費が重なり資金繰りが難しくなってしまうこともあるでしょう。
介護保険の支給条件に則ったリフォームをすることで、自分が支払わなくてはならない費用を大きく軽減されます。
申請の流れ
まずは、介護保険を利用し補助金を受けることができるのか、条件や要件をケアマネジャーさんに確認しましょう。
ケアマネジャーさんと相談し、必要なリフォームの検討が始まったら、リフォーム会社にご相談ください。必要な改修のプランニング・お打ち合わせをさせていただきます。
その後、介護保険を申請するための必要書類の提出などがあり、リフォームが始まります。
介護保険の補助金はリフォーム終了後に申請を行った後、各自治体から支給されます。補助金が支払われるケースであっても、リフォーム会社への支払いが先に必要となるので注意しましょう。
また、介護保険のほかにも住宅改修補助制度を用意している自治体もあります。
住宅改修補助制度を利用すれば介護保険で支払われる補助金にプラスしてリフォーム費用に充てられるため、さらに負担が軽減されます。
はつしばリフォームの施工事例をご紹介します
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トイレ便器交換と介護保険制度を利用した手すり取付け工事をしました。家族みんなが快適で安心して利用できるトイレにしませんか?
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トイレに手すりや段差があって一人で行くのがつらい。なんてお悩みありませんか?
介護保険住宅改修の「手すり取付け&段差解消工事」事例です。
毎日使うトイレを快適に過ごせる空間にしませんか? -
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毎日使うトイレを快適に過ごせる... - 堺市東区 U様邸
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和式トイレを洋式にリフォームしました。同時に隣の納屋の壁を取り払って、広々としたトイレに素敵に大変身!
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体が不自由でトイレに行くのがつらい、、一人だと不安、、こんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
和式トイレから洋式トイレへのリフォーム&手すり設置を行いました。トイレは1日に何回も使用する場所なので快適な空間にしたいですね! -
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トイレをバリアフリー化、介護リフォームする際のポイントをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。 |
堺市で手すりの設置をご検討中の方は、ぜひはつしばリフォームへお任せください!
- 投稿日:2022年 8月16日
- テーマ:リフォームコラム
年齢を重ねてると、ちょっとした移動に不便が出てきます。廊下やトイレ、階段に手すりがあることで、転倒などを防ぎ安心して生活することが出来ます。
特にお風呂場に手すりを設置すると、水で濡れた床で足を滑らせない、浴槽をまたぐ際に足を取られないなどの利点があります。
手すり設置は10万円以下で設置できる箇所もあり、介護に関するリフォームの場合は介護保険を使用すると、費用負担は住宅改修費20万円(税込)の内、1割負担~3割負担(最大18万の補助)で施工できます。
こちらのページでは、手すりリフォームのメリットや工事にかかる費用などをご紹介します。
毎日の暮らしで使用する、階段・トイレ・浴室・玄関など転倒の危険性がある場所を、安心できる場所にリフォームしていきましょう。
手すりを設置するメリット3点
駅やショッピングモールといった公共交通機関や商業施設ではよく目にする手すりですが、福祉用具としてご自宅にも簡単に設置することが可能です。 |
①【移動】の補助
加齢とともに筋力や関節の機能が低下していくことが原因で、高齢者は2本の足を使ったスピード感のある移動が困難になります。 |
②【動作】の補助
椅子やベッドから起き上がったり、階段の昇り降りといった上下移動の動作は、手すりにつかまって体を支えることで体への負担が軽くなります。 |
③手すりで思わぬ転落転倒の防止
視力・筋力の衰えや、運動神経の働きの低下があると、ちょっとした気の緩みが身体のバランスを崩しやすくなってしまいます。 |
手すりは、高齢者の不慮の事故を防ぐという役割を果たします。 |
どれが最適なの?種類や特徴、選び方などをご紹介
手すりの種類は?
介護が目的の手すりや、水まわり向けの手すりなど、利用される方によってご希望の手すりは様々と思います。メーカーによってはレンタルし固定して使用する手すりなどもありますので、ご自宅のスペースや使用期間などでご検討いただくのが良いでしょう。 |
①水平手摺 |
床面に対して水平に取り付ける手すりです。左右の動きを補助します。 |
②I字型手摺 |
床面に対して垂直に設置するもので、上下、左右の動きを補助するため姿勢安定などの目的で多く使われています。 |
③L字型手摺 |
L字型手摺は文字通り、水平手すりと縦手すりがひとつになった「L」の形をしています。上下、左右の動きを補助し、トイレだけでなく浴室や玄関でも活躍します。 |
④可動式手摺 |
上にはねあげできたり、壁側から便器の前へスイングさせたりでき、立ち上がり補助や姿勢保持として使われる手すりです。 |
「階段」・・・費用相場7~15万円
階段に設置する手すりは、階段自体の形状や長さに合わせて種類と費用が決まります。階段に繋がる形で廊下にも水平手摺を設置されるのもおすすめです。 |
直階段 |
途中で折れ曲がったりすることなく、真っ直ぐに昇降するタイプの上階から下階まで一直線に結ばれている階段。 |
かね折れ階段(L字型階段) |
中でL字型に折れているタイプで、途中の踊り場で90°向きを変える階段。直階段よりもさらにコンパクトな見た目が特徴。 |
折り返し階段(U字型階段) |
途中の踊り場で180°向きを変え、コの字型に方向を変えて上がる階段で、かね折れ階段同様途中に踊り場を設けられている。 |
「トイレ」・・・費用相場2~3万円
トイレは狭い空間ですが、ズボンを脱ぐ動作やしゃがむ動作、水を流す動作などで身体の様々な点を複雑に動かします。 |
「浴室」・・・費用相場2~3万円
トイレ同様、浴室の手する設置もリーズナブルな価格帯でリフォームができます。 |
「玄関」・・・費用相場10~13万円
玄関に手すりを設置すると、外出、帰宅時に強いサポートをしてくれます。外階段の昇り降りには、階段に沿わせた水平型の手すりが便利です。 |
手すりの取り付けは、介護リフォームの中でも比較的取り入れやすい価格です。 |
手すりの設置は、ご自宅の状況やメインで使用される方のお悩みに合わせて、最適な手すりを選ぶことが大切です。介護保険や自治体の補助制度などを有効活用して、よりかしこく安全な毎日を手に入れましょう。 |
手すり設置は高さに注意
手すりを設置する際に注意していただきたいことは、メインで利用する方の高さに合わせるという点です。 |
ご自宅に設置する手すりは、70cm台では低くて使い辛いと感じることが多いので、80cm程度で調整してみましょう。 |
身長(cm) | 目安の高さ(cm) |
---|---|
150 | 75 |
160 | 78 |
165 | 80~82 |
170 | 84 |
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はつしばリフォームの施工事例をご紹介します
手すり設置のリフォームポイントをご紹介しました、いかがでしたでしょうか。簡易的な手すりを想定していても、実際にご自宅にお伺いしてお見積りさせていただくと、「ついでに玄関と階段も~...」とご希望が変わってくる場合もあります。 |