トイレをバリアフリー化!介護リフォームのポイント
- 投稿日:2022年 9月27日
- テーマ:リフォームコラム

トイレをバリアフリー化する時には、それぞれの身体の状態や年齢に合った快適な空間に変えることが大切です。
トイレ本体や便器を変えるだけでなく、スムーズに使える様に手すりや引き戸への交換、介助者がサポートしやすいようにトイレ内のスペースを広げるなど、バリアフリー化、介護リフォームにはさまざまな方法があります。
こちらのページでは、どの様なバリアフリー化・介護リフォーム方法があるか、介護保険のポイントなどをご紹介しています。
「もっと使いやすいトイレに出来ないか」と、リフォームが気になり始めた方におすすめのページです。
ぜひ、ご参考にされてみてください。
目次
リフォームするための事前調査
介護を受ける側だけでなく、サポートする側もお互いに使用しやすいトイレにリフォームするには、まず初めに事前調査を行いましょう。
トイレの介護リフォームを行う際には、介助者の身体の状態や年齢に合わせて適切なプランニングが必要です。
使いやすいトイレの広さを決める
例えば、杖を使う場合や介助者の手を借りてトイレまで行けるものの、サポートが必要な場合と車いすを利用してトイレまで行く場合では、必要なトイレの面積に違いがあります。
それぞれの状況に合わせて、利用しやすいトイレのスペースを確保することで、ストレスを大きく軽減させることが可能です。

トイレリフォームを依頼する際には、まずは事前調査を依頼して、利用者が使用しやすい空間を確保できるよう適切なサイズに施行してもらうと良いでしょう。
リフォームの相談は、施工実績が豊富なだけでなく、顧客満足度が高いリフォームのプロに相談してみることをおすすめします。身体の状況を見て適切なトイレリフォームを提案してくれるなど、親切丁寧な事前調査を行ってくれます。
どんなバリアフリー化、トイレ介護リフォームがある?
トイレリフォームの施工例は数多くあります。
介護が必要な方や高齢者が、あったら便利と感じる機能を積極的に取り入れていくと、トイレを使用する時に使いやすさを実感できます。
手すりの取り付け
介護のためのバリアフリー方法はさまざまありますが、手すりを付けると身体を支えることができるため、自力でトイレに行く高齢者や障がい者の方も安心です。
手すりには、縦状のものや横状のものなど数多くの種類があります。しっかりと身体を支えるだけでなく自分で立ち座りするのであれば縦状の手すりがおすすめです。
横状の手すりの場合は、トイレの移動時につかまりながら歩くことができ、自力でできるだけ歩くことを諦めたくない方の強い味方になってくれます。
手すりについてはこちらのページでも、詳しくご紹介しています。

和式トイレから洋式トイレにリフォーム
和式トイレは、用を足す際に使いにくさや不便さを感じ、ストレスになってしまうかもしれません。
和式トイレから洋式トイレに変えると腰や足への負担が軽減されます。 洋式トイレは、しゃがんで用を足すことがないため、膝に負担をかけてしまうことがありません。

滑りにくい床材に変える
滑りにくい床材に変えると転倒防止につながります。足腰が弱い方や杖を使ってトイレに行く方の場合、クッション性のある柔らかい床材に変えると安心です。
また、表面に細かい凹凸のある、塩化ビニール樹脂製床に変えることもおすすめです。細かい凹凸によって滑りにくく、転倒もしにくいという特長があります。
一日に何度も行くトイレだからこそ、安心して足を運べる床材に変えるともしものトラブルを予防することが大切です。

引き戸と段差解消で出入口の改善
トイレのスペースに限りがある場合や、車いすを利用されている方は、ドアが大きく開く引き戸で移動スペースを確保しましょう。
また、安全を考慮するのであれば、出入口の段差をなくしフラットにするとケガの防止になります。

足元が見えるように照明を取り付ける
天井部分だけでなく足元部分にも照明を取り付けると十分な明るさを確保し、転倒を防ぎます。
年齢を重ねて目が悪くなってしまった高齢者の場合、照明が薄暗いと足元までしっかりと見ることが難しくなります。夜にトイレに行き、足元に注意を払わなかったことで転倒してしまうケースもあります。
リーズナブルな自動点灯の小型照明などもあるので、まず1つ付けて見るのが良いでしょう。

呼び出しボタンを付ける
いざという時のために、呼び出しボタンを取り付けると緊急時も即座に対応することが可能になります。
トイレ内で具合が悪くなった時や転倒してしまった時も、呼び出しボタンがあればすぐに助けを呼ぶことが可能です。
ボタン一つで別室に居る家族にトラブルを察知してもらうことができ、高齢者や障がい者の安全対策の一つになります。

介護保険を使ったトイレリフォーム
介護のための手すり設置や、段差解消などの支給対象のリフォームであれば、トイレリフォームにおいて介護保険の申請が可能です(申請、支給には条件があります)。
介護保険は、40歳からの加入が義務付けられており、要支援や要介護認定を受けるなど介護を必要としている方のための保険制度です。介護保険を利用すると介護費用の一部を負担してもらえます。

支給上限は18万円
原則では、自治体から認定を受けている被保険者が、20万円までの費用を対象として申請することができます。この20万円から自己負担の1割を引くと、支給上限は18万円になります。
適用になるリフォームは?
介護保険が適用され補助金が受けられるケースとしては、トイレに手すりを設置することや床材を変える、段差をなくすといったバリアフリー工事が挙げられます。
住宅改修は思ったよりも金額がかかってしまったり、急な出費が重なり資金繰りが難しくなってしまうこともあるでしょう。
介護保険の支給条件に則ったリフォームをすることで、自分が支払わなくてはならない費用を大きく軽減されます。
申請の流れ
まずは、介護保険を利用し補助金を受けることができるのか、条件や要件をケアマネジャーさんに確認しましょう。
ケアマネジャーさんと相談し、必要なリフォームの検討が始まったら、リフォーム会社にご相談ください。必要な改修のプランニング・お打ち合わせをさせていただきます。
その後、介護保険を申請するための必要書類の提出などがあり、リフォームが始まります。
介護保険の補助金はリフォーム終了後に申請を行った後、各自治体から支給されます。補助金が支払われるケースであっても、リフォーム会社への支払いが先に必要となるので注意しましょう。
また、介護保険のほかにも住宅改修補助制度を用意している自治体もあります。
住宅改修補助制度を利用すれば介護保険で支払われる補助金にプラスしてリフォーム費用に充てられるため、さらに負担が軽減されます。

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トイレをバリアフリー化、介護リフォームする際のポイントをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。 |
堺市で手すりの設置をご検討中の方は、ぜひはつしばリフォームへお任せください!
- 投稿日:2022年 8月16日
- テーマ:リフォームコラム

年齢を重ねてると、ちょっとした移動に不便が出てきます。廊下やトイレ、階段に手すりがあることで、転倒などを防ぎ安心して生活することが出来ます。
特にお風呂場に手すりを設置すると、水で濡れた床で足を滑らせない、浴槽をまたぐ際に足を取られないなどの利点があります。
手すり設置は10万円以下で設置できる箇所もあり、介護に関するリフォームの場合は介護保険を使用すると、費用負担は住宅改修費20万円(税込)の内、1割負担~3割負担(最大18万の補助)で施工できます。
こちらのページでは、手すりリフォームのメリットや工事にかかる費用などをご紹介します。
毎日の暮らしで使用する、階段・トイレ・浴室・玄関など転倒の危険性がある場所を、安心できる場所にリフォームしていきましょう。
手すりを設置するメリット3点
駅やショッピングモールといった公共交通機関や商業施設ではよく目にする手すりですが、福祉用具としてご自宅にも簡単に設置することが可能です。 |
①【移動】の補助
加齢とともに筋力や関節の機能が低下していくことが原因で、高齢者は2本の足を使ったスピード感のある移動が困難になります。 |
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②【動作】の補助
椅子やベッドから起き上がったり、階段の昇り降りといった上下移動の動作は、手すりにつかまって体を支えることで体への負担が軽くなります。 |
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③手すりで思わぬ転落転倒の防止
視力・筋力の衰えや、運動神経の働きの低下があると、ちょっとした気の緩みが身体のバランスを崩しやすくなってしまいます。 |
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手すりは、高齢者の不慮の事故を防ぐという役割を果たします。 |
どれが最適なの?種類や特徴、選び方などをご紹介
手すりの種類は?
介護が目的の手すりや、水まわり向けの手すりなど、利用される方によってご希望の手すりは様々と思います。メーカーによってはレンタルし固定して使用する手すりなどもありますので、ご自宅のスペースや使用期間などでご検討いただくのが良いでしょう。 |
①水平手摺 |
床面に対して水平に取り付ける手すりです。左右の動きを補助します。 |
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②I字型手摺 |
床面に対して垂直に設置するもので、上下、左右の動きを補助するため姿勢安定などの目的で多く使われています。 |
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③L字型手摺 |
L字型手摺は文字通り、水平手すりと縦手すりがひとつになった「L」の形をしています。上下、左右の動きを補助し、トイレだけでなく浴室や玄関でも活躍します。 |
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④可動式手摺 |
上にはねあげできたり、壁側から便器の前へスイングさせたりでき、立ち上がり補助や姿勢保持として使われる手すりです。 |
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「階段」・・・費用相場7~15万円
階段に設置する手すりは、階段自体の形状や長さに合わせて種類と費用が決まります。階段に繋がる形で廊下にも水平手摺を設置されるのもおすすめです。 |
直階段 |
途中で折れ曲がったりすることなく、真っ直ぐに昇降するタイプの上階から下階まで一直線に結ばれている階段。 |
かね折れ階段(L字型階段) |
中でL字型に折れているタイプで、途中の踊り場で90°向きを変える階段。直階段よりもさらにコンパクトな見た目が特徴。 |
折り返し階段(U字型階段) |
途中の踊り場で180°向きを変え、コの字型に方向を変えて上がる階段で、かね折れ階段同様途中に踊り場を設けられている。 |
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「トイレ」・・・費用相場2~3万円
トイレは狭い空間ですが、ズボンを脱ぐ動作やしゃがむ動作、水を流す動作などで身体の様々な点を複雑に動かします。 |
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「浴室」・・・費用相場2~3万円
トイレ同様、浴室の手する設置もリーズナブルな価格帯でリフォームができます。 |
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「玄関」・・・費用相場10~13万円
玄関に手すりを設置すると、外出、帰宅時に強いサポートをしてくれます。外階段の昇り降りには、階段に沿わせた水平型の手すりが便利です。 |
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手すりの取り付けは、介護リフォームの中でも比較的取り入れやすい価格です。 |
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手すりの設置は、ご自宅の状況やメインで使用される方のお悩みに合わせて、最適な手すりを選ぶことが大切です。介護保険や自治体の補助制度などを有効活用して、よりかしこく安全な毎日を手に入れましょう。 |
手すり設置は高さに注意
手すりを設置する際に注意していただきたいことは、メインで利用する方の高さに合わせるという点です。 |
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ご自宅に設置する手すりは、70cm台では低くて使い辛いと感じることが多いので、80cm程度で調整してみましょう。 |
身長(cm) | 目安の高さ(cm) |
---|---|
150 | 75 |
160 | 78 |
165 | 80~82 |
170 | 84 |
|
はつしばリフォームの施工事例をご紹介します
手すり設置のリフォームポイントをご紹介しました、いかがでしたでしょうか。簡易的な手すりを想定していても、実際にご自宅にお伺いしてお見積りさせていただくと、「ついでに玄関と階段も~...」とご希望が変わってくる場合もあります。 |
キッチンリフォームの費用情報!相場や商品グレード・標準仕様のポイント
- 投稿日:2022年 7月12日
- テーマ:リフォームコラム

キッチンリフォームの費用はいくら必要でしょうか。どのタイプのキッチンを設置するか、標準仕様で十分か、オプションは付けるかなどリフォームのカタログを見ているとわくわくが止まりませんよね。
こちらのページではリフォームのお問い合わせやお見積りをされる前に知っておくと良い、キッチンリフォームの一般的な費用相場、グレードによる違いなどをご紹介します。
目次
キッチンリフォームの費用相場は?
各メーカーのシステムキッチンは、ベーシック、ミドル、ハイグレード...と主な価格帯が3つあり、リフォームの予算は40万円台後半から100万円と幅が広くなっています。 |
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こちらはキッチン本体の価格ですので、実際のお見積りには設置するための工事費用、台所の床や壁も一緒に施工する場合は内装変更費用が掛かってきます。 |
キッチンのグレードは3つ、オプションの違い
システムキッチンに3つの価格帯があるのは、各メーカーに商品のグレードがあることが関係しています。 |
ベーシック:標準仕様では最低限のものが付いているキッチンです。ミドルグレード:標準仕様で機能が充実してくるグレードです。ハイグレード:材質や機能が上質なもので構成され、L型かアイランドキッチン等の設置方法も可能になります。 |
|
シンク | グレードによって汚れが付きにくい材質や、面積が変わってきます |
---|---|
水栓 | 浄水器付、タッチセンサー式など機能性の有無 |
コンロ | コンロ自体の数やグリルの性能、操作パネルがタッチ式のIHなど |
部材の質 | ハイグレードでは意匠性のあるデザインや高級感のある材質 |
レンジフード | 掃除が簡単なだけでなく、自動清掃機能が付いたものもあります |
収納 | 取り出しやすいスライド式や手の届く高さになる仕組みが付く |
グレードが上がると便利でワクワクする機能やオプションが増えるので、リフォームのイメージが広がりますね。ショールームで実際のキッチンモデルをご覧いただくと、カタログ上での印象とはまた異なるかもしれません。 |
キッチン商品の標準仕様に含まれるもの
リフォームのカタログには、どのブランドも標準仕様が掲載されています。標準仕様は、キッチンを使われる際に必要な基本的な機能が揃った内容ですが、具体的な中身はどのようなものでしょうか。 |
ラクエラ スライド収納 基本プラン
ステンレスワークトップ |
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ステンレスシンク(TG) |
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シングルレバー水栓 |
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ホーロートップコンロ ZGFNK6R18NKE-E |
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フラットスリムレンジフード |
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コンロキャビネット |
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コンロ横引出し |
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ベースキャビネット(フォローパレット付) |
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シンクキャビネット |
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フォローパレット |
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シンク前収納 |
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サイレントレール 底板メラミン化粧板仕様 |
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キッチンリフォーム マンションと戸建ての違いは?
お住まいがマンションか戸建てかで、リフォーム可能な範囲が変わってきます。ここからは、マンションと戸建てのリフォームで違いが生まれるポイントを3点ご紹介します。 |
その① 占有と共用部分マンションでのキッチンリフォームでは、基本的にその部屋に住んでいる人だけのスぺースである占有部分だけをリフォームすることができます。 |
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その② 広さの制限マンションのキッチンスペースは戸建てよりも狭いケースが多いので、ベーシック~ミドルクラスのキッチンタイプ・小さめなキッチンを採用される方が多い傾向があります。 |
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その③ 搬入キッチン本体を交換する場合は、解体し搬出、新しいキッチンを搬入する必要があります。 |
マンションで人気のキッチンスタイル
ここからは、マンションで人気のキッチンスタイルをご紹介します。 |
ここ最近はマンションやアパートでも、オープンスタイルを取り入れています。TOTO、リクシル、タカラ・パナソニック・クリナップ...各メーカーで定番だった吊戸棚を無くし、開けた対面カウンターのオープンキッチンが人気です。 |
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ここまでの項目で、イメージしている新しい台所がどのグレードか、どの程度予算が必要か見えてきましたでしょうか。リフォームの施工費用を抑えたい!という方も多いと思いますが、 格安な見積もりの場合は、工事自体の工程に問題があったり、不具合が出てしまう場合もあります。また、マンションの注意点もぜひ参考にされてみてください。 |